今日、北海道(札幌市)の市街地に羆(ヒグマ)が現れたということで騒然となりましたね。
羆と言えば、三毛別羆事件とワンダーフォーゲル部の事件が有名です。
詳しくはwikiでも見て欲しいのですが。
とりあえずね。
熊を殺すなんて可哀そうなんていう人がいたら、その人は熊(というか野生動物全般)の恐ろしさを知らない人でしょう。
動物というのは、基本的に縄張り意識と言うのを持っていまして、自分の縄張りに入ってきた場合は敵と見做されます。
また、自分の物を持っていかれた場合も激しい敵意を抱く場合が多いです。
街中に熊が入ってきたということは、「ここは俺の縄張りだ!」と熊が思っている可能性も十二分にある訳で、その場合山に追い払ったとしても、奪い返しに来ます。
特に羆は非常に執着心が強いことで知られています。
また学習力が高いことでも有名なので、人里に降りて「人間という美味しい食べ物」やマーケットに並ぶ食料を見れば、ここは餌が豊富だ!と思い、縄張り意識を強くするでしょう。
熊の前では人は無力です。
爪でちょっと抉られただけでも胸であれば心臓に達し絶命することもままあります。
走って逃げても車並のスピードで追いかけてくるので、逃げ切るのは不可能でしょう。
熊と人間は距離を置くべきですが、何故熊が人里に降りてくるのか。
野生動物の保護をし過ぎた結果、熊が増えすぎてしまい餌が足りなくなった。
野生動物同士で餌の奪い合いをした結果、外に出て来ざるを得なくなった。
人間がキャンプなどで残した食料を餌として認識し、人は美味しいものを持っていると認識した。
いろいろ理由は考えられます。
結局人間のエゴによって熊の個体数が増えた結果、人間に牙を剥く。
じゃあ、どうすればいいんだという話ですが・・・。
定期的に熊(熊以外も)を間引く。(個体数を増やしすぎない)
熊が住むエリアを作り、そこから物理的に熊を出さないようにする。
熊の居住エリアに餌を定期的に運ぶ。
などあります。
が、餌を定期的に運ぶのは前述のとおりなので却下でしょう。
運ぶ人の命も危ないですからね。
現状、もっとも現実的な案は定期的に間引きするしかないです。
人のエゴで生き物を殺すなんて!っていう保護団体の声が聞こえてきそうですが、定期的に間引くのは熊の為でもあります。
どのみち、熊が増えすぎて人里に降りてくれば、人命優先で殺害されるので。
なんでも増えすぎては害を招くのですよね。
野生動物との理想的な共存が出来ない以上は、どちらかが力で抑えつけるしかありません。
<過去の事件からの教訓(羆)>
・火を恐れない。
・縄張り意識が非常に強い。
・一度手にしたもの(食料・その他問わず)に対する執着心が非常に強い。
・背中を見せると追いかけてくる。
・死んだふりは意味が無い。
・時間や天候に左右されずに行動する。
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