24.6.21

懐古ではないけれど

FFシリーズって、リメイクされるたびにいつも思うのですよ。
なぜ「イケメン&美(少)女化してしまうのか」と。
なぜ「トラウマをなくしてしまうのか」と。

別にブサイクを増やせとかそういう意味ではないのですが。

たとえば、FF2。
もう初期版を知ってる人の方が珍しいのでしょうけれど、ボスは「こうてい」でした。
皇帝です。エンペラーですね。
最初は骸骨だったんですよ。ストーリー上死んでますからね。
それがリメイクを重ねるごとに何故か金髪の貴公子みたいなイケメン化。
しかも、結構歳いってるはずなのに、どう見ても若々しさ満載。
違和感しかないです。


別にFFに限らず、昔のゲームはプレイヤーを楽しませる罠が多かったんですよね。
街の住人に話しかけたらいきなり戦闘になる。(しかも勝てるような強さの敵ではない)
雑魚なのに一撃が重たい。(HPカンストでも2発で死ぬような敵が群れて出てくる)
ちょっと立ち寄ったらいきなり強制イベントで帰れない。(クリアするまで脱出不能)
フィールド上に即死トラップ。(底なし沼とか古代の像の怒りでいきなりゲームオーバー)
シューティングゲームなのに全画面攻撃をしてくる。
雑魚が増殖する上にダンジョンが長く、さらに経験値が美味しくない嫌がらせ。
リザレクション(復活)アイテムが非売品で敵からのドロップも無い。
どう考えても耐えれないような一撃即死を毎ターン使ってくる。
井戸を調べたらいきなりボス級の敵が出てくる。(しかも超序盤)
パーティ全体への即死魔法を連打してくる雑魚が群れて出てくる。
戦闘開始直後に高威力の全体魔法をぶっ放してくる。(もちろん予備動作無し)
橋を渡ったら、一気に敵の強さがあがる。
街で大金払って装備を整えたら、街の中にそれ以上のレア装備が普通に隠されてる。
街を敵から解放したら好感度が下がる。

などなど、他にも山のようにあります。
これ、プレイヤーにとっては意外性のある楽しい罠なんですよね。
少なくともわたしにとってはそうです。
当然、対応策はいくらでもありますし知ってしまえば引っかからないものが大半です。

最近のゲームを見てると、こういう楽しませるトラップが減って、ミニゲーム要素が多くなってる感はありますよね。
ミニゲーム要素もあれはあれで面白いのですが、コンプ要素が出てくるとただの作業です。


わたしの偏見だと思いたいのですが、「こうしないと勝てない」敵が増えたように思えます。
「こう進めないとクリア出来ない」シナリオも増えた気がします。
なんか違うんですよね。

たとえば、ある特定のタイミングで全体に回避不可能な9998ダメージを与えるようなボスがいたとしたら、HPを9999まであげるしか耐える手段が無いですよね。

全ての耐性を持ってる上にHPが多く壁のようなボス。
それはそれでいいのかもしれないですが、やってる側としてはただ削ってるだけで面白くもなんともないのですよね。ただのルーチンワーク。


我儘かもしれないけど、プレイヤーの常識を覆す意外性?が欲しいなぁと思います。
ゲームはクリアすることが目的じゃなくて楽しむことが目的だからね。

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